COLUMN
腰が慢性的に重いケース
身体のコンディションで、腰が重い等の腰痛のようなタイプも様々です。
まずは、整形等で急性期の腰痛等は診て頂く必要がありますね。何が原因なのか診断ができるのはドクターです。そして、リハビリを終えられた後の再発予防や、さらなるコンディションの向上の為にトレーニングをしておかれるのは、必須と言えるでしょう。
あとは、違和感を感じ始められたら早めに原因を探り、予防を早く始めるのが大事ですね。
慢性的な腰の重さの中でも良くある例を上げさせて頂きます。
50代男性のケースです。
普段はデスクワークで、ゴルフもされる方です。
背中が少し丸く姿勢を取りがちになり始め、いつの間にか腰が重くなられていました。身体の柔軟性の低下が大きく影響していました。太腿の裏の筋肉が硬くなってしまっており、腹筋群・臀筋群等の筋力も低下していたために、骨盤が後傾気味(腰が丸く)になり腰周辺の筋肉にストレスがかかっていた様です。細かくは仙腸関節(骨盤を形成する仙骨と腸骨の間)まで動きが少し硬くなっていました。
問題点が分かると、必要な事も分かってきますね。
硬い筋肉の柔軟性を上げる。この方の場合太腿の裏のハムストリングスという筋肉や中臀筋をストレッチ等で伸ばし、柔軟性を向上させる事。インナーマッスルを含める腹筋群を上手に使える様に、トレーニングで鍛えていきます。腹筋トレーニングも多くの種類があるので、必要な部位への刺激を起こす種目を腰に負担のかからない強度でチョイスしていきます。それぞれが少し向上していくと、姿勢を意識した日常で行うべききれいな連動動作を出来るように、ファンクショナルトレーニングで機能的動作トレーニングを行います。
全体的に使えていない筋肉を使う事により、筋力バランス等も良くなっていきます。
ペアストレッチ等の施術も入れ身体の柔軟性バランス等も調えておきます。
この方は日常的な動作がきれいになり、腰へのストレスをかける動作がどんどん減っていきました。
それにより、腰痛になるリスクが大きく減っていきました。
こう言った、予防に繋がるトレーニングは身についてくると、精神的にも不安が大きく減る事が、生活において凄く影響は多いでしょう。
色々な事を、気にしないで楽しめる、QOLの向上に繋がっていきます。