COLUMN
睡眠が変わると、身体が変わる。
身体づくりにおいて、トレーニングや食事管理はもちろん重要ですが、
実は「睡眠」こそがその成果を左右する最大のカギと言っても過言ではありません。

筋肉はトレーニングで傷つきますが、その修復と成長は主に睡眠中に行われます。特に深い眠り(ノンレム睡眠)のタイミングで分泌される「成長ホルモン」が筋肉の合成を促進し、筋力アップや疲労回復に欠かせない役割を果たしています。
睡眠が不十分だと、このホルモンの分泌が減少し、せっかくのトレーニング効果が半減する恐れがあります。
また、睡眠不足はホルモンバランスにも大きな悪影響を及ぼします。
具体的には、食欲を調整するホルモンのバランスが崩れ、食欲が増進してしまうことが研究で明らかになっています。
結果として、食事管理を頑張っていても過食を招きやすく、脂肪の蓄積を助長してしまうのです。
さらに、睡眠は自律神経のバランスを整える役割も持ちます。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、身体の代謝や内臓機能が低下し、慢性的な疲労や体調不良の原因になってしまいます。
良質な睡眠はこれらの神経を整え、日中のパフォーマンスや集中力アップにもつながります。
このように、質の高い睡眠は、筋肉の成長促進だけでなく、食欲コントロール、代謝促進、疲労回復、精神面の安定まで、ボディメイクに欠かせない要素をトータルにサポートしています。
睡眠を軽視せず、トレーニングと同じくらい大切にすることが、健康的で理想的な身体づくりの近道です。
今夜からできる!「質の良い睡眠」のための3つの習慣
身体の深部体温が下がり始めることで、自然な眠気を促します。熱すぎないお湯(38℃から40℃)にゆっくり浸かることでリラックス効果も高まり、睡眠の質が向上します。
ブルーライトは脳を覚醒させ、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑制します。代わりに読書やストレッチ、瞑想など、心を落ち着かせる習慣に切り替えましょう。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。外に出られない場合は、カーテンを開けて日光を取り入れるだけでも効果的です。
このように睡眠の質を上げることは、身体の回復を促進し、次の日のトレーニング効率もグッと高めます。
「ただ眠る」だけではなく、「どう眠るか」を意識することが、理想のカラダづくりには欠かせません。
睡眠を整えることで、身体の変化も確実に実感できるはずです。
トレーニングの成果を最大化したいなら、まずは「眠りの質」から見直してみましょう。
「成長ホルモン」「自律神経」「ホルモンバランス」「代謝効率」。
これらすべてに影響を与える“睡眠”は、最も過小評価されがちなボディメイク要素の一つです。
どれだけ質の高いトレーニングメニューも、どれだけ綿密な食事管理も、睡眠が崩れれば結果は半減します。
睡眠の質を高めることは、疲労回復を助けるだけでなく、トレーニング効率そのものを引き上げる戦略です。
睡眠の科学的知識をもとにした生活改善アドバイスも提供し、身体の内側から成果を出せる環境づくりをサポートします。
もし今、「伸び悩み」や「疲労感」があるなら、それは身体からのサインかもしれません。
鍛えるのは、筋肉だけじゃない。睡眠の質も、パフォーマンスの一部です。
本気で結果を出したいあなたの“全ての時間”を、私たちがサポートします。
このコラムの執筆者


初めまして、パーソナルトレーナーの橋本隼歩(ハシモト ハヤト)です。 2001年3月生まれ、茨城県鹿嶋市出身。僕の地元鹿嶋市は鹿島アントラーズというプロサッカーチームの本拠地であることから「サッカーのまち」としてサッカーが盛んな地域です。そんなことから、必然と僕自身も小学校時からサッカーを始め高校サッカー引退までの10年近くプレーしていました。
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