COLUMN
トレーニング効果を上げるトレーニングの原則
トレーニングの原則に沿ってトレーニングすることでより効果的に目的とするトレーニング効果を得ることができます。
特異性の原則
トレーニング方法によって得られる効果が変わるという原則です。
例えば、筋肥大を目的とするならば、それにあった負荷、回数、セット数で実施しなければ筋肥大の効果は最大限に得ることはできません。
サッカーが上手くなりたければ、サッカーの練習が必要不可欠ですよね。
トレーニングの目的を明確にし、そのためにどんなトレーニングが必要なのかを考えてトレーニングをしなければいけません。
過負荷の原則
人間は良くも悪くも”慣れる”生き物です。
トレーニング効果を得るためには、常に一定以上の負荷を与えらければいけません。
負荷を高めるためには、重量を増やす、回数を多くする、新しいトレーニングを取り入れるなど、常にアップグレードできるように意識しましょう!
漸進性の原則
トレーニングの量や強度は、段階的に増加させる必要があり、急激な負荷を高くすると怪我などの危険を伴います。
段階的に増加させることで筋肉や能力が成長するという原則です。
また、長い時間を経て得たものは、一時的にトレーニングをしていなくても失われにくくもあります。
つまり、”地道にコツコツが近道”ということです!
意識性の原則
トレーニングをするにあたり、ただなんとなく何も考えずに行うのと、実施しているトレーニングの意義を意識して行うのとでは、得られるトレーニング効果に大きな差が生まれます。
どこを鍛えているトレーニングなのか?
なんのためにトレーニングなのか?
なぜ、このトレーニングをやっているのか?
など、行っているトレーニングに明確な意識を持って行いましょう!
せっかく時間やお金を使っているのに、ただなんとなくでは、とてももったいなくないですか!?
全面性の原則
トレーニングは、自分が鍛えたい部位、得意な部位、やりたいことだけでを行うのではなく、全体的にバランスよく行うことで効果が得られます。
例えば、ボールを速く投げれるようになりたいからといって、上半身のトレーニングばかりをするのではなく、投げる時には身体を支える下半身や、体幹も非常に重要です。
競技特性をよく理解、分析して1つの部位にとらわれずに全身を鍛える必要があります!
個別性の原則
個別性の原則とは、年齢、性別、身体能力、経験、競技レベルなど個人個人に合わせたトレーニングを実施する必要があるという原則です。
育成年代でプロ選手と同じトレーニングをしても、負荷が大きすぎてしまったりして最悪、怪我につながってしまうかもしれません。
女性と男性でも、性別による身体的な特徴が異なるので、それらを考慮してトレーニングを実施する必要があります。
それぞれに適したトレーニングを実施することで、トレーニング効果を効果的に得ることができます。
継続性の原則
トレーニングは一時的に行うのではなく、継続的に行わなければ効果を得ることができないという原則です。
トレーニング刺激による身体の適応には時間がかかります。
つまり、身体を変えること、能力を向上させるためには、ある程度の期間継続する必要があります。
これは、トレーニングに限った話ではなく、技術の習得、勉強、仕事など何事でも同じことが言えるかと思います。
身体に起こる反応について知り、理解してトレーニングをすることで、より一層トレーニング効果を得ることがきるでしょう!
このコラムの執筆者
初めまして、パーソナルトレーナーの橋本隼歩(ハシモト ハヤト)です。 2001年3月生まれ、茨城県鹿嶋市出身。僕の地元鹿嶋市は鹿島アントラーズというプロサッカーチームの本拠地であることから「サッカーのまち」としてサッカーが盛んな地域です。そんなことから、必然と僕自身も小学校時からサッカーを始め高校サッカー引退までの10年近くプレーしていました。